知的生産ブログ


 
 

岡倉覚三 : 茶の本 (岩波文庫, 1961) p.48.

真理は反対なものを会得することによってのみ達せられる。


エリヤフ・ゴールドラット=著,三本木 亮=訳: ザ・チョイス―複雑さに惑わされるな! (ダイヤモンド社, 2008) p.198.

そして、そういう時にこそ『ものごとは、そもそもシンプルである』という考えが役にたつんだ。どんどん掘り下げていくと、原因は収束していく。収束とは根本的な原因には一つの結果だけではなく、複数の結果が伴うということを意味する。つまり、『ものごとは、そもそもシンプルである』を信じることができれば、どんな原因にも、それに伴って、少なくとも二つ異なる結果が生じていると思って間違いない

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(我々|私は、) 分母を無視しがちだ。前提を無視しがちだ。

あるいは、前提が存在していることを無視しがちだ。

前提のひとつに、その問題に着目した(アジェンダ(議題)として設定した)ことがある。

ダニエル・ブアスティン=著, 鈴木 主税, 野中 邦子=訳 : 本はいつごろから作られたか
(集英社文庫, 1991)
p.253.

 伝説によると、アレクサンドリアを征服したムスリムのアムル・ブン・アルアース(六六三年没)は、六四二年にアレクサンドリアに入城したとき、カリフのウマル一世(五八一頃‐六四四年)に、アレクサンドリア図書館の蔵書をどう処分したらよいかをたずねた。すると、このカリフは答えた。
「本の内容が神の書と一致するものなら、必要ではないし、一致しないなら望ましくない。したがって、すべて廃棄せよ」


カリフが設定した前提は、神の書とアレクサンドリア図書館の蔵書を、完全に同列に見なしたことである。
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(1) 取り掛かり期: 「似た問題を知っているか」 既に実施された知的作業がないか調べる

(2) 中間期: 情報源は複数あるか。一つの情報だけに従っていないか。

(3) 仕上げ期: 「結果をためすことができるか」

関連:
(1)(3)
G. ポリア=著, 柿内 賢信=訳 : いかにして問題をとくか (丸善, 1975)

(2) 都合の良い情報に飛びつくという失敗

物事をシンプルにするもの
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A を変化させるには、A=B-C と捉え、

・B を減らすか、
・C を増やすか、
・C/B を増やす

こと。
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弁証法の過程を踏むこと。即ち、正・反・合の各要素を書くこと。

「ある部品Aが機械Bの運転条件Cにおいて、正常に機能を果たさなかったので、部品Aを機械Bにおいて使用禁止にする」。これだけの記述だけでは不十分である。

上記は、すなわち、いわば 反すなわち結論 である。

正と合が、無い。

「部品Aは、運転条件Dでは、正常に機能を果たした」。これは、正である。

「部品Aは、機械Bで、運転条件Cがある場合において、使用禁止にする。(条件Cがある場合には、部品Eを使用すること)」。あるいは
「運転条件Dでは、部品Aを使用できる。しかし、運転条件Cでも使用できる部品Eが、部品Aと価格差がないので、機械Aでは、部品Aではなく部品Eを使用すること」。これらは、合である。
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