知的生産ブログ


 
 

岡倉覚三 : 茶の本 (岩波文庫, 1961) p.48.

真理は反対なものを会得することによってのみ達せられる。


エリヤフ・ゴールドラット=著,三本木 亮=訳: ザ・チョイス―複雑さに惑わされるな! (ダイヤモンド社, 2008) p.198.

そして、そういう時にこそ『ものごとは、そもそもシンプルである』という考えが役にたつんだ。どんどん掘り下げていくと、原因は収束していく。収束とは根本的な原因には一つの結果だけではなく、複数の結果が伴うということを意味する。つまり、『ものごとは、そもそもシンプルである』を信じることができれば、どんな原因にも、それに伴って、少なくとも二つ異なる結果が生じていると思って間違いない

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知識に思考を阻害されないためには、選択肢を広げる課程において、選択肢に優劣をつける知識を働かせないことであるが、それは難しいので、ひとまずは

  劣る選択肢も口に出す、書き出す

ことである。

例えば、「(安全に関わる)事故が起きたらどうするんだ」という問いに対して、本来ならば、

 事故が起きたらどうするんだ
  ┣(A) 賠償金を払う
  ┣(B) 処置が出来るようにする
  ┃ ┣(B1) 処置を行う人手を用意する
  ┃ ┗(B2) 処置のために道具を用意する
  ┗(C) 予め安全対策をする
    ┣(C1) 事故の発生確率を減らす
    ┗(C2) 事故の被害を減らす

というように、《質問と回答の樹状構造》を形成していけばいい。

しかし、「(A) 賠償金を払う」を選択肢として挙げることに、車の欠陥対策にかかるコストよりも事故が起きた時の賠償金のほうが安いと判断して、欠陥対策を実施しなかったフォード・ピント事件を知る者は、躊躇するのである。

その結果、《質問と回答の樹状構造》を作るスタートが遅れるのである。

フォード・ピント事件を知っていても、「(A) 賠償金を払う」選択肢を口に出さねばならない。
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プレゼン中に舞い上がってしまい、ただ練習で憶えた内容を話すだけのテープレコーダのようになってしまう場合がある。

これは、経過時間を知って、プレゼン進捗の具合に速い/遅いの判断をし、進捗を調整するという思考によって、防ぐことができる。

この思考を頭の中に引き起こすように、経過時間が分かる算段を整えておこう。
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